平行植物 (ちくま文庫)

このインチキ野郎!
鼻行類とか、平行植物とか、インチキ動物(幻想動物)っていいですよね。
バカっぽいです。インチキ論文です。
しかし平行植物の世界はイカしてるな。
マネモネとか、メデタシとか、カタチェクキマグレとか。
ルネ・ラルーの「ファンタスティック・プラネット」に出てくる怪しい奴らは
鼻行類平行植物の仲間じゃないかと僕は踏んでいるわけです。
屹度この認識は間違って居ない気がします。
レオ・レオーニといえば「スイミー」とか「あおくんときいろちゃん」とかのほうが有名な気がするな。
子門真人も唄ってたし。スイミーの唄。
だいたい羊が生えてる植物(ヒツジノキ、或いはバロメッツ)て。
この絵がまたヘタウマでいい味を出してます。
実在的植物と帰納的植物があってどーのこーのとか、
このインチキ植物たちを真面目に語っているところがなんだかのんきでおかしい。
出てくる人物も実在だか非実在だかわかんないし。
写真まで入れちゃってからに。もう無茶苦茶。
わけがわかんないのや、ファンタスティック・プラネットのあの気色悪さを感じるローラン・トポールさんの画風が好きな人にはお勧めしたい。